世界一周ブログ

「君の膵臓をたべたい。」トルクメバシで船を待ち続けた話。

ど〜も〜〜〜!ゆーたです!

今回もゆらっと、
世界一周の日常を書いていきたいと思います!

「どないなってんねーん!!」トルクメバシで船を待ち続けた話。

無事トルクメバシのアゼルバイジャン行きの船乗り場に到着した僕は、とりあえずチケットを買おうと受付を探します。

⬇️首都アシガバードからトルクメバシの話はこちら

⬇️施設の中

施設はめちゃくちゃ綺麗でした!輝いてますよね!笑

とりあえず、インフォメーションのお姉さんに尋ねます。

 

僕   「はろ〜〜〜〜!アゼルバイジャン行きたいんやけど、チケット売り場どこですか?」
お姉さん「はろ〜〜!あそこで売ってるわよ!でも、14時から販売開始な予定!」
僕   「ほぇー!おっけい!ありがとう〜!」

 

現在11時。
チケット販売は14時かららしく、大人しく施設の中のカフェで待つ事に。

 

⬇️カフェでゆっくり

ハンバーガーとコーヒー(2つで100円くらい)を手に入れ、ぼーっとします。

 

余談ですが、WIFIはありません。
こんなに施設ちゃんとしてるのに。中央アジアの北朝鮮って呼ばれてるし、お国柄ダメなのかな??

 

⬇️カバン漁ったら見つけた!

暇すぎて。「何かないかな?」って探してたら、いつかの旅に持っていった小説を発見!とりあえずこれを読む事に。

先に言っておきます。
ここから先は、暇すぎて読みまくった名小説「君の膵臓をたべたい。」のネタバレが含まれております。どうかご了承ください。笑

いや〜wただ船待ってただけなので、書くことなくて。
ここでの思い出、この小説なので許してくださいね!

ちなみに。
「君の膵臓をたべたい。」は、主人公が、同じクラスメイトである「さくら」の秘密の日記帳を偶然見てしまったことから始まった物語。「名前のない僕」と「日常のない彼女」。『実は膵臓の病気により、もう余命がいくばくもない』という秘密を共有する2人が歩む青春が描かれている。

って事でいってみましょう!

このブログを読み終わった時、きっと君は涙する。

****************************

さくら「君の膵臓をたべたい。」
主人公「なに?いきなりカニバリズムに目覚めたの?」
さくら「昨日テレビで見たんだ。昔の人はどこか悪いところがあると、他の動物のその部位を食べたんだって。」
主人公「それで?」
さくら「肝臓が悪かったら肝臓を食べて。胃が悪かったら胃を食べて。だから私は、君の膵臓をたべたい。」
主人公「もしかして、その君っていうのは僕のこと?
さくら「他に??」

 

いつもニコニコと。友達がいっぱいいる明るい性格の彼女。
他人と関わる事を避け、クラスでも常に1人でいる主人公。

 

対照的な2人は、偶然、彼女の「秘密」を共有した事で仲良くなっていく。

 

ページは流れ。

 

2人でのお泊まり旅行にて。

さくら「せっかくお酒も飲んでるって事で、いきおいで『真実か挑戦か』ってゲームをしよう。」
主人公「なに?その哲学的な名前のゲーム。」
さくら「ルールは簡単!お互いトランプを1枚めくって数字が小さい方が負け。勝った方が権利を得る。」
主人公「何の権利?」
さくら「『真実か挑戦か』を聞く権利!とりあえず10回やろっか!」

トランプをめくる。
主人公8。さくら11。

 

さくら「やった!私の勝ち!じゃあ「真実!」って言ってね?「挑戦か真実か。」」
主人公「?真実。」
さくら「クラスの中で一番可愛いと想う人は誰?」
主人公「何っっじゃこれ。」
さくら「『真実』を答えてね。答えれない場合は『挑戦』になるけど、拒否権はないよ?ちなみに私、容赦しないから。」
主人公「なんなの。その悪魔の遊びは。」
さくら「はい!だれ?」
主人公「・・・・あの数学が得意な子」
さくら「あぁ!ヒナね!可愛いよね〜!」

夜が更けて行く。。
お酒も進み、2人とも酔っ払う。

ゲーム最終回10回目。
さくら7。主人公6。

さくら「やっと勝ったぁ。どうしよっかな。」
主人公(死刑宣告前みたいだ。)
さくら「・・・・・。」

さくら「私が。」

さくら「私が、本当は死ぬのがめちゃくちゃ怖いって言ったらどうする?」
主人公(ばっと振り向く。)「・・・・・。」

主人公「・・・挑戦。」

さくら「君もベッドで寝なさい!反抗も反論も認めません!!!!」

 

*******************************

 

ぬっは!!さくらぁぁあああぁああああ!!!

もう熱中です!一回読んだことあるんですけどね笑

ごめんなさい!たぶん読んだことある人にしか伝わらない書き方になっちゃってます。(T ^ T)気になる方は、本貸します!笑

そんな事をしていると、あっという間に14時に。
チケット売り場に行ってみます。

 

僕    「こんにちは〜!アゼルバイジャン行きたいです〜!」
おばちゃん「チケットはまだだよ。15時から。」
僕    「え。インフォメーションで14時って言われたで?」
おばちゃん「ううん。15時から。」

 

あまり英語が通じないおばちゃん。15時からと言い張ります。

 

(しょうがない。待つか。)

 

近くのベンチに座り、15時を待つ事にしました。

15時。

 

僕    「おばちゃん!チケット売って!」
おばちゃん「んー無理。」
僕    「はぃ?15時言うたやん。」
おばちゃん「わたーしは知らなーい。むーりー!」
僕    「いや、んじゃ何時なら言いん!?」
おばちゃん「知らなーい。わからなーい。」
僕    「おい。あんたほんまにスタッフなん?」

 

おばちゃんは「私に責任ないもーん。」と言うかのように、悪気のない顔でパソコンで動画を見続けます。

 

(い、いっらいらするなこのおばちゃん。)

 

わざと聞こえるように大きなため息をし、この場を離れます。(子供かぼく!!!)

向かった先はインフォメーション。

 

僕   「チケット売ってなかったんやけど、どういう事?」
お姉さん「まだアゼルバイジャンから船がついてなくて、17時になるわ。」
僕   「そうなんや!おっけいありがとう!(*´꒳`*)」

 

らしいです。しょーがないので、カフェに戻って小説を読みます。

***************************

土砂降りの日。
さくらの部屋で、さくらと主人公が喧嘩をした。主人公は帰宅途中、嫉妬の化身となっていた「さくらの元彼」に殴られる。という昼ドラ的展開に。その後、主人公に謝りたく、追いかけてきたさくらがそれを目撃。元彼に必殺技「大っ嫌い!」を放ち、勝利。2人でさくらの部屋で仲直り。の後の展開。

主人公「限られた余命の中で、偶然に出会った僕に時間を使うよりも、君のことを心から愛している元彼のような人に時間を使うべきなんじゃないかな?」

さくら「違うよ。偶然じゃない。皆、自分で選んでここに来たの。君と私が一緒のクラスだったのも。病院であったのも。偶然じゃない。運命なんかでもない。君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が私達を合わせたの。私達は自分の意思で出会ったんだよ。」

***************************

 

さくらぁああぁああああああ!!!!!!!

もうすっごい名言。小説を読む手が止まって、考えさせられました。

 

と、そんなこんなで時間は、予告された17時半。
インフォメーションに向かいます。

 

僕   「17時なったけどいける?」
お姉さん「まだ、まだ着いてないわ。」
僕   「まーじか。何時くらいになりそう?」
お姉さん「19時くらいかな?」
僕   「おうけ〜〜〜い〜!」

 

もう「こういうもの。」として受け入れる事にしました。笑

カフェに戻り、小説を読みます。

*************************

さくらが入院し、病室で、一回だけの『真実か挑戦か』ゲームをする。主人公が勝つ。

主人公「君にとって、生きるっていうのは、どういうこと?」
さくら「うっわー。真面目かよ。」

 

考えるさくら。

 

さくら「うん!そうだな!これだ!」

さくら「生きるっていうのはね。。」

さくら「きっと、誰かと心を通わせること。そのものを指して「生きる」って呼ぶんだよ。」

命の、沸き立つ音がした。鳥肌がたった。

さくら「誰かを認める、誰かを好きになる、誰かを嫌いになる、誰かと一緒にいて楽しい、誰かと一緒にいたら鬱陶しい、誰かと手を繋ぐ、誰かとハグをする、誰かとすれ違う。それが生きる。自分たった1人じゃ、自分がいるってことがわからない。誰かを好きなのに誰かを嫌いな私、誰かと一緒にいて楽しいのに誰かと一緒にいて鬱陶しいと思う私、そういう人と私の関係が、他の人じゃない、私が生きてるってことだと思う。私の心があるのは皆がいるから、私の体があるのは、みんなが触ってくれるから。そうして形成された私は、今、生きてる。まだここに生きてる。だから人が生きてることには意味があるんだよ。自分で選んで、君も私も、今ここで生きてるみたいに。」

***************************:

 

さくらぁぁあああああああぁああぁああああ!!!!!

 

いや、もう、すごい。すごい好きな言葉です。これは僕だけなんかな?みんなグッとくるのかな?少なくても、僕はめちゃ良いなって思いました!

 

熱中して小説を読んでいると、受付のお姉さんが僕の元にやってきました。

お姉さん「チケット開始したよ〜!」
僕   「おおお!本当!?ありがとううう!」

読書を中断して、チケット売り場へ向かいました。

チケットをゲット!やっと乗れる。・・・ん?

チケット売り場へ行った僕は、特に苦労する事なくチケットを入手する事が出来ました。

⬇️チケット

このペラッペラな髪がチケットです。ちなみに乗車料は60ドルらしいのですが、このチケット入手時に支払いはありませんでした。

お姉さん「1時間後くらいに乗船が開始されるから、待っててね!」
僕   「そうなんや!ありがとね〜〜〜!」

 

お姉さんめちゃ親切!(*´꒳`*)美人やし。癒しやな。

 

再びホーム(カフェ)に戻り、小説を読みます。小説読むしかやる事ないんです笑

*************************

主人公目線。

さくらが退院する日。主人公はさくらとの待ち合わせのカフェで、街行く人を眺めながら、さくらを待っていた。

スーツ姿の男性はすごく暑そうだ。なぜジャケットを脱がないのだろう。
タンクトップを着た女性は、足取り軽やかに走っていく。楽しい予定でもあるのだろうか。
高校生くらいの男女が手を繋いで歩いている。カップルというやつだ。

ここで主人公は気づく。
他人に無関心だった僕が、他人に興味を持っていることに。
彼女と出会い、変わっていた自分に気づく。

今日会うはずの、彼女の顔が浮かぶ。
彼女に変えられた。いや、彼女に言わせれば、僕は自分で変わることを選んだ。のだろう。

彼女と会話することを選んだ。
彼女と旅行することを選んだ。
彼女と『挑戦か真実か』をすることを選んだ。
彼女と同じベッドで寝ることを選んだ。
彼女の家にいくことを選んだ。
彼女を傷つけることを選んだ。
元彼にやられることを選んだ。
彼女と仲直りすることを選んだ。
彼女と笑うことを選んだ。
彼女を抱きしめることを選んだ。

違う選択も出来たはずなのに、僕は紛れもない僕自身の意思で選び、ここにいるんだ。

それを教えてくれたのは、もうすぐ死ぬはずなのに、世界を愛し、人を愛し、自分を愛している彼女。

彼女が「生きる。」ということの意味を教えてくれた時、僕は気づいたんだ。

主人公「僕は、本当は君になりたかった。」

人を認められる人間に。人に認められる人間に。
人を愛せる人間に。人に愛される人間に。

どうすれば君になれたのだろうか。
どうすれば君になれるのだろうか。

そこで気づく。そんな慣用句の存在に。

『君の爪の垢を煎じて飲みたい。』

違う。これでは面白くない。もっと僕たちに適した言葉があるはず。

・・・・・そうだ。これだ。

主人公は、「私を褒めなさい!」という彼女にメールを送信した。

 

『君の膵臓をたべたい。』

 

反応を楽しみにした。何時間も待った。
しかし、返信は来なかった。彼女も来なかった。

夜、結局彼女は来ないまま。心配を胸に家に帰り、テレビをつけた僕は理由を知った。

彼女は、通り魔に殺されていた。

************************

 

え。。。となる僕(ゆーた)。

 

時間は21時。そろそろ乗船が開始されるかな?と思い、切り替えてお姉さんの元へ。

 

僕   「もうそろそろ?」
お姉さん「まだらしい。何時になるかはわからない。待ってて〜!」

 

まだらしい。もう慣れましたけど。笑
幸い、入場口はカフェから見える場所なので、カフェにいながらその時を待つ事に。

**************************

彼女の葬式に、出席しなかった主人公。
10日後、覚悟を決め、彼女の家にいくことを決める。

彼女の書いていた日記、死ぬ前に書いていた遺書である「共病文庫」を見るために。

共病文庫にて。

さくら「じゃぁ最後に君!君だよ君!名前なんて書いてあげないんだからね!」

ページは流れ。

さくら「私は君を、すごい人間だと思ってる。私とはまるで反対の、凄い人。」

さくら「ついでに、君の以前の問いに答えてあげる。大サービスだよ!!」

さくら「君は以前、「僕のことをどう思っているか。」って聞いたよね。私はね。君に憧れてたの。少し前から、ずっと思ってたことがあるの。もし私が君みたいだったら、もっと誰にも迷惑をかけず、悲しみを君や家族に振りまいたりすることなく、自分だけのために、自分だけの魅力を持って、自分の責任で生きられたんじゃないかって。」

さくら「もちろん、今の生活は最高に幸せ。でも、周りがいなくても。たった1人の人間として生きてる君に、私は憧れていた。私の人生は、周りにいつも誰かがいてくれる事が前提だった。ある時気付いたの。私の魅力は、私の周りに誰かがいないと成立しないって。それも悪い事だとは思ってない。だって皆そうでしょ?人との関わりが人を作るんだもん。うちのクラスメイト達だって、友達や恋人と一緒にいないと自分を保てないはずだよ。」

さくら「誰かと比べられて、自分を比べて、初めて自分を見つけられる。それが『私たちにとっての生きる。』ってこと。」

 

さくら「だけど君は、君だけはいつも自分自身だった。私も自分だけの魅力を持ちたかった。」

 

さくら「あぁ。死ぬ前に、君の爪の垢でも煎じて飲みたいな。って書いてから、気付いたよ。そんなありふれた言葉じゃダメだよね。君と私の関係はは、こんなどこにでもある言葉で表すのはもったいない。そうだ。君は嫌がるかもしれないけどさ。私はやっぱり。

     

 

      君の膵臓をたべたい。」

 

**************************

 

さくらぁあああぁあああああああ!!!!

もう涙腺崩壊です。カフェで号泣してました。

この時23時。
まだゲートに動きはないので、このままカフェに居座ります。

**************************

 

主人公目線。

読み終えて、戻ってきた世界に彼女がいないことに気づいた僕は、わかった。

 

僕が壊れることに。

 

でも、その前に。

主人公    「彼女の、、、さくらさんの携帯電話は、、、、」
さくらお母さん「携帯・・・?」
主人公    「お願いです。見せてください。」

お母さんから携帯を受け取った僕。
メールのフォルダを開き、たくさんの未開封メールの中から、見つけた。
僕が送った。主人公が送った、最後の言葉。

 

彼女に送った最後のメッセージ。

 

メールは、開かれていた。届いていた。僕の気持ち。

 

主人公「ごめん・・・なさい・・。お門違い、だとは、わかっているのですが、」

主人公「・・もう泣いてもいいですか。」
お母さん「・・・こくん」

 

「うわぁああああああああ」

 

************************

(うわぁあああああああああああああああああああ!!!)
もうこっちの主人公も号泣です。大洪水です。人目を気にできず、本気で泣いてました。

 

めちゃくちゃ心動かされました。名作や〜〜〜。(T ^ T)

大号泣した後、小説を閉じ、一息つきます。

ちょっと現実の相手しますね。笑

 

時間を見ると、深夜一時前。(16時間経過)

 

(・・・・どないなってんねん。)

いつも間にかインフォメーションのお姉さんもいなくなり、施設にいるのは僕と、僕と同じようにチケットを貰った人達。

 

いつ呼びかけがかかるかもわからない。
誰も助けてなんかくれない。
でも、眠たすぎる。

 

(じ、地獄やこれ。。。)

 

トルクメニスタン。地獄だらけです。笑

 

小説も読む気がなくなり(2周したし)、ボーーーっと時間の経過を待ちます。

時刻はAM3:00前

 

 

(なんじゃこれ。しんどすぎる。。)

 

 

謎の耐久レースです。寝たら置いていかれるかも知れない恐怖で、寝ることも出来ません。

 

 

 

 

 

この時の僕はもうこんな感じです。ぐったりです。

 

 

(地獄や〜〜〜。いつくんねんーーー。。)

 

 

そんな事を思いながら、
僕は力尽きて眠りについてしまいました。

「あぁ。僕の膵臓をたべられたい。」(意味不明笑)

 

って事で今回はここまで!
ほっとんど「君の膵臓をたべたい。」の回でしたね笑
たまにはいいでしょうっ!

 

最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました〜〜!☺️

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